たいそんの日記

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プロポーズのススメ

チンカスの皆さんこんにちは
柴田太尊です

突然ですが 結婚願望って
みなさん お持ちですか
や 別に人の結婚事情なんて
どうでもいいのですけどね

僕ですか 僕はあります
あるともさ
憧れるよね けつこん

していいんなら 明日にでも
役所に行って
届けを出すんですが
なにせ 結婚ってやつには
相手の存在が 必要不可欠ですので
恋人のいない僕は
もっか 結婚はできないと
こういうことになりますね

堅いこと言わないで
結婚させておくれよ と
受付のババアに 頼んでみたところで
不審者扱いされるのが
オチでしょう やめとけ ばかか

さて 結婚といえば
やっぱり プロポーズですが
これは 男にしろ 女にしろ
理想みたいなものが
あると思うんですね

たとえば 夕日が沈む港で
片膝をついた殿方から
薔薇の花束を贈られたいとか
100万ドルの 夜景を見下ろせる
高級なレストランで
ワイングラスを 傾かせると
5カラットの指輪が出てくるとか
いろいろあると思うんですけど

僕の 理想はそうだな
たとえば いつも通り
ごはん 食べ終わって
ふたりで 洗い物しながら

「ねー」
「んー?」
「結婚しよっかー」
「いーよー」
くらい普通のプロポーズがいいな

で 結婚して 何年か経って
子どもが 生まれて
パパとママは どうして結婚したの
なんて 言われたときに

嫁に「そういえばちゃんとした
プロポーズされてなーい!」と
ぷりぷり 怒られ 子どもに
「プッロポーズッ!プッロポーズッ!」と
囃されながら
しぶしぶ 「結婚してください」
とか言って 場を おさめて
その夜 子どもが寝静まってから
改めて 抱きしめて
「ごめんね 愛してるよ
結婚してくれて ありがとう」
なんて 耳元で囁いてですね

盛り上がったふたりは
朝まで くんずほぐれつ
大変なことになって
二人目を 身篭る

と まあ 書きながら
なんかこれキモいなと
思ってるんですが
とにかくそんな感じの
日常の延長に プロポーズが
あるのが いいなと思うんですよ

余談ですが 僕の友人にひとり
悲しいエピソードを持つ奴がいましてね

長年付き合った恋人に
プロポーズをするべく
がちがちにきめた服装で
まずは ヘリをチャーター
大阪の街を クルージングして
地上へ降りると
そこには リムジン
シャンパンを 飲みながら
それに乗って
北新地の小洒落た店の
VIPルームに 入ると
三十人ほどの旧友が
サプライズで 登場 と
これ以上ないほど
きめにきめた状態で
プロポーズしたんですが
楽勝でフラれてやんの

僕 その場にいたんですが
凄かったですよ
地獄っていうんですかね
うわあ これえげつねえなって
思いましたよ さすがに

それを目撃したのもあるし
やっぱり そんなにね
普段の自分と かけ離れた
姿で 背伸びして
プロポーズしても
しょうがないんじゃないの
って 思うんですよ

生涯の伴侶ですから
ありのままの自分に
ついてきてもらわないと
意味ないじゃないですか
だから 極力 肩の力を
抜いたプロポーズこそが
長続きの 第一歩じゃんと
思うんですよ

で それを 先日
バイト先の 女の子に
話したところ
「ありえない!最低!」
と これ一蹴されましてね

えっ えっ なんでなんで
と 訊くと
女の気持ち なにも分かってないわ!
女の子は いつだって
刺激を求めてるのよ
プロポーズのときくらい
全力で 背伸びしない男なんて
チンカスみたいなものだ
と 言われまして
非常にカチンときたわけですよ

なにてめえの意見が
世の女の総意みたいな面してやがる
言うに事欠いて 刺激だと
てめえのような バカ女は
ドン・キホーテで
2000円そこらで売ってる
電マでも買って
せいぜい陰核でもいじるがいいさ
お望みの刺激だぞ
こんこんちきしょうめ
と 思ったわけですが
その辺は 僕のこのアカデミー賞ものの
外面の良さでもって

はっはー
こりゃ一本とられちゃったなあと
と さわやかな笑顔を
ぶちこんだのです

とはいえ とはいえですよ

僕が 常に刺激を求めるような女と
恋に落ちる 可能性の低さはさておき
やはり 多少の背伸びというか
少しくらい ロマンスな感じがあっても
罰は 当たらんのじゃないかとも
思い至りだしたわけですよ

タキシードは着れないにしても
スーツくらいは ビシっと 着て
100万ドルとまでは 言わないにしても
10万ドルくらいの 夜景は
あってもいいのかなあ と

そうすると 僕の場合
どういった プロポーズが最適なのか
ウムム!と 考えてたわけです



こんな話を ご存知でしょうか
アフリカ大陸 北端にある
ルロリアという 小さな国の
ン・ガ族という 少数民族の
とある風習を

ン・ガ族は 2016年現在
ルロリアの首都コウソンから
東に 800kmほどに位置する
深い森の中で 暮らす少数民族で
その人口は なんと50~70人ほど

24年ほど前まで
一部の研究員と 調査チーム以外
誰もその名を知らない
謎の民族だったのですが
当時 ルロリアの国技
ンチャパが
オリンピック競技の
候補になった事が
きっかけで わずかに
その名が 知られることになったのです
しかし このン・ガ族
性格が非常に好戦的で
調査に訪れた隊員を
本気で殺しにかかるんですよ
そういった背景や知名度の無さもあり
オリンピックもあえなく落選
調査チームも解散し
今も その生態は
ほとんどが ベールに包まれているんですが

そんな中で一冊だけ
文献が残っておりましてね
旭日堂出版から 発売されてる
「ン・ガ族大全」が それなんですけど
僕なんか 読んで笑っちゃいましたよ
適当なことばっかり書いてるんだもん
父も怒ってました
おっと 失礼 話を続けよう

ン・ガ族の 生活の基本は
おもに 狩猟 つまり狩りです
ン・ガ族の男たちは
3歳で 一人前扱いなので
まだあどけない少年も
狩りに繰り出されるんですが
凄いんですよ
石ヤリとか持ってて
普通に 熊とか 狩って食うんですよ
返り討ちに遭うこともあります

なので ン・ガ族は
コミュニケーションツールの最たる
“言語”が 非常に 簡単で 短いんです
狩りの時は 一秒でも
はやく 仲間に伝達する
必要に迫られますから

日本語がおよそ72万語あるそうですが
ン・ガ語は 800語くらいしかない
それも 日常語となると
なんと わずか 10語ほどとされています

代表的なのが 「ン・パ」
ン・ガ族の会話の ほとんどが
このン・パで 成立するのです
いろんな意味があって

「おはよう」とか「元気?」とか
「お腹減った」とか
いろいろなことに使えます

狩りのときはこの「ン・パ」を
上手に使って 作戦を立てて挑みます
不思議とわかるんですよ
何年も一緒に暮らしてると
相手の言ってる「ン・パ」の
意味するところが

そうして 日々 狩りに明け暮れている
ン・ガ族なのですが
それでも 若者というものは
いつの時代も 恋をするものです

だいたい 15歳から 適齢期とされていて
そのあたりから
結婚の約束を交わすんですね
それでなくても 少数民族ですから
子孫繁栄のための
情熱が半端じゃない
もう本気で口説くんですよ
結婚してくれー
子どもを生んでくれーって

で 面白いのが このン・ガ族
あれほど ふだん 短い言葉で
やりとりしてるのに
プロポーズの言葉だけ 非常に
長いんです

800語ほどの単語の中から
自分が美しいと 感じる言葉を
つなげて つなげて
ひたすら つなげて そして最後に
「あなたはそのどれよりも美しい」
という 意味の
「ッンヴァッ」で 締めくくるんですよ

なにを 美しいと感じ
どういう順番で 言葉を 繋げていくか
ここが 腕の見せ所です
多い人では 500語くらい 繋げて
たっぷり 時間をかけて
プロポーズするんですよ

代表的なのが
星(ンピョ) 花(グェ)
風(タッ) 水(モ)
空(ンピュ) 夜(ンヌェ)
火(サー) 歌(ンミョーン)

こういうのを 繋げて 繋げて
それでも 繋げて
最後に「ッンヴァッ」
(=あなたはそのどれよりも美しい)

これ 非常にロマンチックだと思いませんか
すごく素敵だなと 思って
僕も もし 結婚をするときは
これに 倣って プロポーズしてみたいと
思いますよ

ただ 日本語はたくさんありますからね
美しいものも 多すぎる
ややもすると プロポーズが終わる頃には
もうふたりは よぼよぼの
おじいちゃん おばあちゃんに
なっているかもしれませんね

「ッンヴァッ 待たせたね
やっと終わったよ ばあさんや
僕と結婚してくれるかい」

「あらやだ おじいさん
そんなのしなくても あたしたち
ずっと 一緒に 生きてきたじゃない」


またね からだをだいじにね
きみの 人生が 美しいものでありますように
ッンヴァッ!
























1991年 ひとりの男性調査員が
ン・ガ族への潜入調査の為
日本の大阪から派遣された
当時 ンチャパが
オリンピックの競技候補となった事もあり
ン・ガ族は珍しく歓迎ムードで
男性調査員を手厚くもてなした
しかし 翌日 競技候補から
落選した報せが入り
状況は一転 殺伐とした空気が漂う
それを見て 男性調査員は
日本から持ってきた 酒を
振舞おうとしたが
このとき ついうっかりよろけてしまい
ン・ガ族が 大切にしている
一枚の土器を 割ってしまった
ン・ガ族は怒り狂い 男性調査員に
民族総出で襲いかかる事件が発生
男性調査員は 必死に逃げ遂せたが
ふと気付くと リュックの中に
生まれたばかりの ン・ガ族の
男の子が 紛れ込んでいた
村に戻れば 命の保障は無い
が 見捨てることもできず
男性調査員は やむなくその子どもを
日本へ 連れ帰ったという
会議の末 少年は男性調査員のもとで
暮らすこととなった
その後 調査チームは解散
男性調査員とその妻からの
熱心な教育と充分な愛情を受け
少年は 現在も
日本で暮らしているらしい
聞くところによると
少年は ギターを覚え
日夜 歌っているとの 噂だが
これはまた別の機会に

Fin.


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  1. 2016/05/26(木) 03:19:27|
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