たいそんの日記

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どてらい奴ら

 先日、悪い夢を見た。
(さいきん夢の話ばかりだナ)
内容そのものは悪いものじゃなかったが
目覚めてから
とある“余計なこと”に気付き
ガン凹みである。
詳しくは端折るが
それからというもの
とにかく眠ることが
おそろしくなってしまった。
またああいう夢を見たら
いよいよどうかしてしまいそうで。

毎年夏になると俄然落ち込んでしまう
面倒くさい習性が僕にはあるので
ああ、夏が来たんだなあと思った。

しかし数少ない友人に相談したところ
いたく心配してくれて
昨日の朝なんかは
「今日は怖い夢見なかったか」と
メールを寄越してくれて
不覚にも携帯を握りしめて
ありがとう…!と福本伸行作品よろしくの
ざわざわが体中をかけめぐった。

それでも夜は来る。

元来、夜とは相性が良く
だいたいのひらめきや行動は
日が暮れてからの僕だが
今は状況が状況な為
日が傾くたびに
溜息がこぼれてしまうありさまであった。

無い頭をしぼって
そーだ、酒飲んでへべれけになって
そのまま寝ちまおう!と
これまた根本的な解決にならない考えが
よぎりビイル3本、ちうはい2本を買いに
酒屋まではしり
さらにとっときの麦ぜうちうまで出して
都合2L近い量の酒と対峙。

夜の9時まで待って
録画した阪神巨人戦を観つつ
気が狂ったかのやうに飲酒。

開始20分でぽわんとしてくる。
なにかつまみでも、と思ったが
冷蔵庫にはいずれも腐ったキャベツと
卵しかなかったので
静かにドアをしめ、ふたたび飲酒。
圧倒的飲酒。

こういうお酒って良くないんだろうなあ
と思ひながらも
まーいーさ、こないだ中島らも読んだし。
と、意味不明の言い訳でもって
ビール完飲。
おなかたぷんたぷんである。

クーラーは身体がだるくなるので
扇風機が気張る中、
うっすら開けた窓からかすかに
チンドンと景気の良い音が聞こえてきた。

まだこの町に住んで日が浅いため
知らなかったが、家から徒歩1分の神社で
縁日があったそうだ。
ちょうど神輿をやってきて
なにやら楽しそう。

屋台でも開いてるだろうと
甚平のまま冷やかしに行くと
男たちは神輿の上で調子に乗っていて
女たちは少し離れたところで声援を送っていた。

てやんでえ、と酒が入って
気が大きくなっていた僕は
「おーい!おーい!」と
アホみたいに手を振ってみたが
誰も振り返してくれなかったので
ふん、べらぼうめ、と捨て台詞を残し
境内へ。
夜店、まさかの4つのみ。

からあげとフランクフルト
ヨーヨー釣りとベビーカステイラ
うち、カステイラ屋はもう閉まってた。

とにかくお参りだとお賽銭箱の前へ。
目をつむって、小銭を取って
それをそのまま豪快にお賽銭しようと
気どって思ったが
取り出した小銭が貴重な100円だったので
見なかったことにして
1円を入れてパンパンと合掌。

かみさま普通の夢が見たいです

その後、どーしてもお腹がすいたので
からあげとフランクフルトを買う。
(全財産残り600円なり)
閉店間際だったので半額にしてくれ
それでつい機嫌が良くなって
座ってた知らないおっさんに喋りかけたら
なんか盛り上がってビールをもらった。
おっさんも酔っ払ってた。

おっさんに別れを告げた
1分後、自宅へ帰宅。
ちょうど、友人から
TELがあったので雑談。
こないだこれこれこういうことがあった、と
先の夢の話をすると
やっぱりドン引きしてた。

ひとりでいるのが
馬鹿らしくなってきたので
「今家に来たらお酒もあるし、
からあげもウィンナーもあるよ。
あと腐ったキャベツ」
と誘惑すると「来る」という。
ホッとするのもつかの間
10分足らずで近くまで来たので
迎えに行って
ふたりでコンビニへ。

煙草とチョコとビールを買ってくれた。
ありがたい…。

その後、僕ん家でおしゃべりしつつ
ナイターの続きを見て
へらへら笑っているうちに
案の定気絶。
気が付いたら夜の3時だった。
友人の姿はすでになく
ぼーっとした頭のまま
冷蔵庫をあけて残ってたちうハイを
一息で飲み干して
またしばらくぼーっとしていると
ばっちり頭痛に襲われ
ちと飲み過ぎたと反省。
しかもまだ夜だし。
失敗した。

その後、夜が明けるまで
なんとなく起きてて
朝8時ごろ
徒歩15秒の行きつけのパン屋へ。

ここは『魔女の宅急便』の
パン屋の夫婦にそっくりの
旦那さんと奥さんがいて
旦那さんはパンを焼き、
奥さんがレジをしている。
しかしこの間から
とんと奥さんの姿が見えず
旦那さんがレジをしている。
今日もかーと思いつつ
100円のウィンナパンと
200円のたまごサンド買って
(全財産残り300円)
もぐもぐ食べながら帰宅。
旦那さんは相変わらず無口だった。
身体も大きく毛深いルックスなのだが
栗あずきのパンとか 練乳アンぱんとか
あの大きな手であんなかわいらしいパンを作ってるのかと
思うと、なにか暖かい気持ちになって
嬉しかった。
でも奥さんどうしたんだろう。
ちょい心配。
自分の懐具合もちょい心配。

手についたパンの粉をパンパンと払い
ベランダで煙草を1本喫んだ。
鬱陶しいほど眩しい太陽を浴びていると
ものの5分で汗ばんできたが
僕のようなカスに優しくしてくれる
人たちの顔を思い浮かべ
なんとかがんばろう、と思った。

夏が来たよ、今年もやってきたよ。


またね、からだをだいじにね。
だいたいそんなかんじ。たいそんでした。
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  1. 2014/07/23(水) 09:42:28|
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落馬の王女様

こないだ作った新曲の『落馬の王女様』が
久しく手応えのある、というか
なんともいえない気持ちよさのある曲で
出来上がってからずっと口ずさんでる。

もともとメロディーだけ先月になんとなく出来ていて
良いなこれ、と思っていたのだけど
とにかく明るいのだ。
ふだん売春がどうだとか性器がどうのだとか
そんなことばっかり歌っているので
この、あまりにも爽やかなメロディーに合う
歌詞とは如何なるものが良いかしら
と、この僕といえど頭を抱えてしまった。

で、こないだ友だちのメールのやり取りから
白馬の王子様、というキーワードがだーんと浮かんだので
そういうのに関していろいろ思いをめぐらせていると
いろいろひらめいたのであった。

やがて出来上がった曲は今まで作った
およそ100曲くらいのなかでグンバツに明るい仕上がりになった。
なんならガールズバンドにでもカバーしてほしいものである。
さしあたりコード進行を乗せる。


『落馬の王女様』

G Bm
魔法が 解ける前に
C D
迎えにきて お願い 早く
G Bm
時計が 12時を またげば
C
またひとつ 失くすの
D
なにか 失くなるの

Em EmM7 Em7
馬車から 馬車へと ひとっ飛び
C# CM7 D7
何処なの あたしの王子様

G Bm
ビビディ 今は仮初の
C D
姿だから気にしないの
G Bm
バビディ 定時で帰る
C      D
独りの城 負けてなるものか

Em C
今夜 出逢うはず
D G     D
あの男がきっとロマンス
Em     Bm
ガラスの靴なら
C D
わざと脱ぎ捨てる

G Bm
呪いに 敗れる前に
C D
見つけ出して 深い森の中
G Bm
こびとのキスじゃ まるで
C D
目覚める気に なれないんだもん

Em EmM7 Em7 C#
あなたが あたしの 白馬の王子様
CM7 D7
ちなみに 手取りで いくら?

Em C
リンゴに毒など
D G D
混ざってなかったわ
Em Bm
でも倒れた方が
C D
可愛く見えるから

G Bm
時計は12時を 過ぎたよ
C D
溜め息よ失せろ 恋よ現れろ
G Bm
新たな 呪文 唱えて
C D
年を取らない 呪文 唱えて

Em EmM7
ねえ!フェアリー・ゴッドマザー!
Em7 C#
このままじゃ あたしは
CM7 E♭ F G
落馬の王女様


って感じである。
次のライブでぜひやりたいと思うよ。
しかしつくづく、僕の作詞のセンスは
頭ひとつ越えてるなあと自画自賛が止まらない。
止まらないよお母さん。
死ぬまでにあと何曲、歌を作るんだろうな。

またね、からだをだいじにね。
だいたいそんなかんじ。たいそんでした。
  1. 2014/07/12(土) 01:24:09|
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7月11日、朝

もともと夢見は悪い方で
油断するとすぐに悪夢にうなされるタチなのだけど
昨日見た夢はいつものそれとずいぶん違っていて
一夜明けた今もはっきり頭に残っている。

夢の話をしようとすると人は決まって眉をしかめるけど
それは「夢の話なんかどうせつまらん」と思いこんでるからじゃないかしら。
よくよく聞いてみると面白かったりするよ。
友だちも同じこと言ってた。

高校の同級生のこうちゃんの夢だった。
今思い返してみると、こうちゃんは僕の人生に現れたことのない奴で
高校の同級生でもなんでもないのだけど
なぜか夢のなかでは“高校の同級生”ってことになってたんだね。

こうちゃんは
見る影もないくらいにガリガリに痩せてた
って言っても初対面なんだけども。
とにかく夢のなかの僕はびっくりしたの。
「こうちゃんどうしたの、ずいぶん痩せちゃって」
そう聞くと「病気でね」と答えた。

「もう長くないんやわ」
こうちゃんは静かにそう言った。

「最後やから、行きたいとこあるんよ。一緒に行こや」

こうちゃんは震える腕をさすりながらそう言った。

「分かった、みんな集めておく」
僕はそういって、こうちゃんと別れ
高校時代の友人に連絡をした。
後日集まった10人近い友だちと一緒に
列車に乗って旅行にでかけた。

大地もいたし、しゅうちゃんもいた。
つぐみもいたな。純平もウェルシーも。
あと何人かは思い出せない。
とにかく10人ぐらいで
わいわいがやがややりながら
列車は進んで行ったわけ。

こうちゃんの病気のことを知っているのは僕だけで
ときどき具合が悪そうにするこうちゃんの背中をさすりながら
「大丈夫?」って声をかけた。
こうちゃんは「大丈夫」って言いながら
仲間とおしゃべりをする。

「着いたら温泉入りたい」
「夜なに喰う?」
「写真撮ってー」
と、他の連中はまったくこうちゃんの病気のことに
気付かず、いつも通り、
高校のころのあのノリというか、雰囲気で
楽しそうだった。

2時間だろうか3時間だろうか
列車がようやく目的地の駅について
プラットホームに立った時
みんなは「やっと着いた」
「遠かったな」
と言いながら、ハイタッチしてはしゃいでた。
こうちゃんは笑いながらやっぱりハイタッチするのだけど
その拍子で膝をついて倒れてしまった。

「こうちゃん!」

慌ててこうちゃんに駆け寄る僕に
こうちゃんが言ったのは

「限界らしいわ、すまん、すまんな太尊」
と何回も謝った。

「なんでえや、もうちょっとやんか、どうしても無理なの」

と聞くと
「無理やわ、あかんわ、でも楽しかった。充分や」
とこうちゃんは言った。

プラットホームからは真赤な
もう本当に真っ赤っ赤な夕陽が差しこんでいて
こうちゃんはそれを見て
「笑えるほど赤いなあ」と呟いた。
それを聞いてたまらなくなって
こうちゃんこうちゃんってわんわん泣いたら
こうちゃんは泣きだした。

僕らふたりが抱きあって泣きじゃくってるそばで
僕らを囲むように、仲間たちはまだはしゃいでいて
まるで僕らのことが見えてないかのように
肩を組みながら歌っていて
その中心で止まらない涙をずっとずっと流してた。
プラットホームに差しこむ赤い夕陽が
本当に笑えるくらい赤くて
それがまた悲しくて大声を張り上げて泣いてた。

そこでさっと目が覚めた。
目覚めたというより、あの赤いプラットホームから
僕の部屋まで一瞬でワープしてきたみたいな
そんな感覚だった。
隣には昨日、泊まりにきて酔い潰れた友人がまだ寝息を立ててる。
しばらくぼうっとして、煙草を喫んだり
お茶を飲んだりしながら友人が起きるのを待った。

やがて友人ももぞもぞと起きたので
さっきこんな夢を見たよ、と一通り話したけど
やっぱり眉をしかめるばかりで
仕方ないので
ふたりでパン屋さんに行って買ったきたパンを食べ
友だちは帰って行った。

なんだったんだろうな今朝の夢は、と思いながら
窓を少し開けて網戸に叩きつけるように
煙草の煙を吐き出しつつ、ごろんと天井を仰いだ。
まだ泣いてる時の、胸の圧迫する感覚が残っていた。

本当に夢だったのかなーと
B級映画の結末ような感想を抱きながら
でも夢の残骸はもちろん無かった。

こうちゃんは死んだのか、
死ぬもなにも、そもそも存在していないけれど
どうしてあんなに悲しかったんだろう
と、あれこれ考え込んでしまった。
その日の深夜、ふたつ短歌を作った。

やまひゆえ 床に伏せたる 君は人
プラツトホーム 赤光の影

夢出づる 病床の君 想ふ夜
かの胸のうち 歌は罪なり

一首目は夢で見たことをそのまま書いたけど
ニ首目の下の句、「歌は罪なり」は
その深夜、こうちゃんのことを
音楽にしようかと思って
でもそれがなんだかとても
罪深いことをするような気がしたからだった。

こうちゃんはあくまで 夢の中の人で
歌っちゃいけないような気がしたんだ。

や、歌っちゃいけないことなんて
本当はひとつとして無いけれど
僕の、プライドとも意地ともつかない
なんとも形容しがたい感情が
これを歌にするのはやめ給へ
と言ったからだった。

なんだかこれを歌にしてしまうと
もう音楽作れないような気がする、っていうのは
いささか大袈裟かしら。

とにかく言いたいことは
歌には人の領域を超えた部分があるってことだ。
踏み込むもよし、踏み込まぬもよし。
正しい正しくないではなく
歌わない、ということもひとつの在り方だと思う。
こうちゃんはそれを教えにきてくれたのかもしれない。
そう思うと、決して夢ではない、まぼろしではない
本物の涙がこぼれて
それでも歌は歌っていこうとおもった。

もしこうちゃんに会えることがもしもまたあれば
元気な姿だとうれしいな。

またね、からだをだいじにね。
だいたいそんなかんじ。たいそんでした。

  1. 2014/07/11(金) 09:14:42|
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