たいそんの日記

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マルチ商法の勧誘を録音して文字に書き起こしてみた。

 先日、仲が良かったとは到底
思えないレベルの知人から
急にメールが来るようになった。

「最近どうしてんの」
「会いたいんだけど」としつこく
鬱陶しいなあ
と思っていた。

というのも、そいつは決して
悪い奴でこそなかったものの
すぐ人を見下したような発言をしたり、
態度を取ったりする上に話すことも
まるで面白くないので
自然と距離は離れていったからだった。

にも関わらず、連日のように
メールが届くので不思議に思い、
「いったいどーしたのか」と
問い詰めてみると
「話がしたい」という。

「話ならメールでもできるよ」と返すと
「メールじゃ絶対に伝わらない。
為になる話がある」ときた。

ここでピンときたが、まあせっかくだしと思い
実際に昨日、会ってきた。
彼は僕に会うために電車で1時間半もかけて
わざわざ兵庫県からやってきたのだ

久しぶりだね、と当たり障りのない事を言いながら妙にそわそわしているK君をみて

たぶん、そうなんだろうな、と思いつつ
出来るだけ人がいそうな喫茶店を探し
入店してみた。

悪趣味なのは理解しているが
これを呼んで
ひとりでもくだらない目に
遭わないように

マルチ商法の勧誘をされた昨日の会話を
全編、録音し
文字に書き起こしてみた。


なにかの参考になれば幸いである。
念の為、書いておくが
会話を記録したことに
相手の許可は取っている。

会話は喫茶店、入店後
ドリンクをオーダーするところからはじまる。

太尊「おれなに飲もうかなぁ」

マルチ「ぼく、アイスココアください」

太尊「めっちゃかわいいもん飲むやん」

マルチ「最近おれめっちゃかわいいで!チョコレートケーキ自分で作ったりとか」

太尊「かわいいやん、どーしたの」

マルチ「簡単やで、安上がりやし」

太尊「ええやん。俺ん家ガスコンロ無いしなぁ」

マルチ「ガスコンロいらないよ。IHってケーキモードとかあるから」

太尊「ふーん。あ、お姉さん、僕コーラね。で、どないしたの急に」

マルチ「あっそうそう、太尊ってさぁ…シャンプーとか使ってる?

太尊「えっ?まあそりゃあ…使うわなあ」

マルチ「やんなあ!それをさ…資産に変えてみませんか?って話」

太尊「どーいうことよ」

マルチ「金。金。だからー…例えば太尊が朝、起きます」

太尊「朝、起きるね」

マルチ「で、金無いなあ、と」

太尊「無いねぇー、お金はいつも無いねぇ」

マルチ「うん、で、なんもできひんなぁ、と」

太尊「金無さ過ぎて石鹸で髪洗うときもあるもんなぁ俺」

マルチ「そりゃヤバいな。まあ、で、金無いなあ、と。」

太尊「や、さすがにシャンプーとかはできるだけ買うけどな」

マルチ「んじゃさ、えーと、もし太尊が自由になったら!」

太尊「え?う、うん。自由になったら、はい」

マルチ「朝、起きます」

太尊「今も自由やけどねぇ」

マルチ「自由でも金無いから!

太尊「わっ、あー、うん、ごめん、はい」

マルチ「お金のある自由ね。今言ってるのは」

太尊「あー、うん、そうね」

マルチ「いろーんな自由。すべてを含めた自由」

太尊「うん」

マルチ「お金無いなあ、と。今日はなにしようかなあ、と」

太尊「うん」

マルチ「で、今日は映画行きたいなーと。で、行きました」

太尊「それはお金のある自由ってこと?」

マルチ「そうそう」

太尊「自由な状態ね?」

マルチ「自由な状態!そう!で、映画観ましたー。で、ちょっと友達に電話しました。今暇?って」

太尊「ふむふむ」

マルチ「で、その友達とじゃあちょっとライブしようかってなって。で、ライブやりました」

太尊「(ん?)うん、うん」

マルチ「客が0でも良い、と」

太尊「うんうん 笑 いや、0は嫌やけどなあ!

マルチ「まあまあ!聴いてくれる人いた方が良いけどさ」

太尊「まあ・・・まあでも歌えるに越したこた無いけどなあ。待って待って…それとシャンプーとどう関係があるの?」

マルチ「まあそこは後で話するけどぉ」

太尊「う、うん」

マルチ「どっちがいい?」 

太尊「え?」

マルチ「それが365日続くねん!それと、今言った話と。どっちがいい?」

太尊「(意味が分からんな…)えー?あー、いやーでもそりゃやっぱ映画観たりできるほうがいいんかなあ」

マルチ「やろ?」

太尊「うーん」

マルチ「で、その話。それができるようになるのが今日会った理由」

太尊「どーやって?

マルチ「その説明をしに来てんけどね」

太尊「うん」

マルチ「俺が説明するよりももっと上の人が説明した方がいいねんけど、どっちから聞きたい?」

太尊「おまえ」

マルチ「おれ?」

太尊「だって俺、知らん奴とよー喋らんし

マルチ「あー…俺の説明じゃ分かんないかもしれないけど」

太尊「してんねやろ?

マルチ「えっ?」

太尊「君、もうその商売してんねやろ

マルチ「うん」

太尊「んじゃ君でいいでしょ。その話教えてよ」

マルチ「んっんっ、ええよ。えーと、まず○○○っていうアメリカの会社があるねんけどさ」

店員「お先にコーラお待たせしましたー」

太尊「ありがとうー、おおっ!このコーラ、レモンが乗ってる!

マルチ「で、その会社っていうのが、洗剤とかー」

太尊「おれ何か食っていい?お金、今、1円も持ってないねんけど

マルチ「いいよいいよ。食べて食べて!」

太尊「あっそ。すいませーん!ピラフくださいな!」

店員「はーい、ピラフね」

太尊「ほいで?」

マルチ「でー、洗剤、化粧品、サプリとかそういうの扱ってる会社やねんけどさ、あとシャンプーとか洗剤、化粧品」

太尊「へー」

マルチ「あとは…洗剤とか」

太尊「(洗剤ばっかりやな)うん、うん、ほう、ほう」

マルチ「で、この会社を作った人がアメリカ人なんやけどさ」

太尊「○○○の?」

マルチ「○○○の」

太尊「社長が?」

マルチ「社長が」

太尊「インターナショナル言うやつやね」

マルチ「そそそ。社長がアメリカ人なんやけどもね」

太尊「ふふ、それは分かったけども」

マルチ「58ヶ国…100の地域で展開してんねん」

太尊「ほえー」

マルチ「そのうちのひとつが日本なんやけどさ」

太尊「はーはーはー」

マルチ「作った人はもとからね、こんな事しなくても超金持ちだったわけね」

太尊「ふんふん」

店員「アイスココアお待たせしましたー」

マルチ「あっありがとうございまーす」

太尊「うわっ!そっちクリーム乗ってるやん、ええなあ」

マルチ「超金持ちやったわけね」

太尊「はいはい」

マルチ「でもーそのー…作った人がね、まあその、周りの人にも成功するチャンスをあげたい、ということでこの会社を作ったわけ。だから、俺らは今言った製品あるやんか?それらを売る権利を持ってるってわけ!」

太尊「あーなるほどな。良い商品を俺たちにも“売る権利”をー」

太尊&マルチ 「あげましょうと!

太尊「で、俺たちにも儲けるチャンスがー」

太尊&マルチ 「あると!

マルチ「広がるのよ」

太尊「なるほどねぇ」

マルチ「そうそう」

太尊「要するに人類の生活基準の底上げをしようというー…」

マルチ「そうそう!みんなで!みーんなで幸せになりましょうよってこと。多くの人に成功してもらおうっていうのがここの会社の社長ね」

太尊「めっちゃいい人やん」

マルチ「やろ?めっちゃすごい人やねん、で!その仕組みっていうのが、これ使って話すとー…」

太尊「わっなにこれホワイトボード!?」

マルチ「持ち歩いてるの」

太尊「はっはっはっ!凄いなあ」

マルチ「まあね」

太尊「あのさ、おれ頭悪いからノートとか使って記録取っておいていいかな。忘れちゃうから」

マルチ「あーいいよ。でね、そのなれる“条件”ってのがまずあって。メンバーになんなきゃいけないのね」

太尊「メンバーにならないといけないの」

マルチ「そうそう、メンバー」

太尊「ふむふむ、えーとメンバーになる必要が…あれなんやこのボールペン、出にくいな」

マルチ「いい?」

太尊「ああどうぞ」

マルチ「まずハタチ。20歳以上」

太尊「おれー…オッケーやん!

マルチ「オッケーやで。でも学生は駄目!」

太尊「おれ学生ちゃうがな~」

マルチ「いけるがな~」

太尊「やれるがな~」

マルチ「で、年会費3600円だけ

太尊「あっ、1年で?1か月じゃなくて?」

マルチ「1年1年、年会費だから」

太尊「ふえー、1年で3600円いうことは1ヶ月で換算したらーえーと」

マルチ「300円」

太尊「じゃあ缶コーヒー3本我慢すればー…」

マルチ「そうそう」

太尊「それだけの話やもんなぁ、年間3600円程度なんやったら。はいはい」

マルチ「はいはい。んで、辞めたければいつでも辞めて良いですよ

太尊「ほおー!」

マルチ「辞めた時にもね、その3600円はお返しします、っていう」

太尊「へぇ、ほんじゃこっちに何の損も無いわけだ」

マルチ「なんの損も無いの!」

太尊「やるだけやってみるという」

マルチ「やるだけやってみたらいいんだよ」

太尊「んで、なんかちゃうな-って思ったらー、あんまり儲けられへんなーって思ったら―辞められるよーという」

マルチ「まー自分の頑張り次第やけどな」

太尊「まあ言うたらな、そんな美味しい話はないさね」

マルチ「だから頑張ったら頑張った分だけ成功しますよって話」

太尊「ふーーーーん」

マルチ「で、あなたが頑張らなければ成功するわけもないし」

太尊「それはそうやな。家で寝転んでたら金が入ってくるわけでもないし」

マルチ「でも頑張って○×△(聞き取れなかった)を作ったら、楽にお金も入ってくるんだよ」

太尊「いっかい軌道に乗っちゃったらね」

マルチ「要するに“権利収入”やからね」

太尊「ああそうか、アパートの大家さんみたいなもんなのかな」

マルチ「そー!そー!そー!」

太尊「もう家でアレしてるだけで毎月家賃が入ってくるような」

マルチ「そうそう!それをたった3600円で買いましょうってわけ」

太尊「おまえもうそれやってんの?」

マルチ「やってるやってる」

太尊「へーいつから?」

マルチ「えーと、今年の春先くらいから。で、まずこの会社は!いち!」

太尊「いち!」

マルチ「製品を使う」

太尊「製品を使う!」

マルチ「に!」

太尊「あっ、店内BGMビートルズや。『Twist&Shout』や」

マルチ「に!」

太尊「はい、に!」

マルチ「それを人に伝える」

太尊「それを人に伝える。まあそりゃあねえ、伝わらなかったらねえ」

マルチ「お~わ~り

太尊「おわり?」

マルチ「そう、これだけ」

太尊「だけ?」

マルチ「だけ」

太尊「うそぉ~ん、そんな美味い話ないやろー」

マルチ「あるのよ~」

太尊「あんの!?すごい!」

店員「ピラフお待たせしましたー」

太尊「おおっ!シーフードピラフ!うまそう!」

マルチ「そう、こんだけなのよ、すごいでしょ」

太尊「すごいねえ」

マルチ「で!」

太尊「いや、でもさK君。そりゃなんぼいい話かわからないけどさ、それやって頑張っても毎月200円程度の儲けとかやったらさすがにやる気にはなられへんで?」

マルチ「はいすいません。これやりまくったらさ、億とかの話にまでなってくるから

太尊「億!?

マルチ「億!」

太尊「震えちゃうねえ、億かあ、それはアレかい?一生で?」

マルチ「それどころか」

太尊「永続的に?」

マルチ「うん、永続的に」

太尊「ふえー」

マルチ「子供の代までいけるよ」

太尊「マジで!ほな俺にもし子供ができてもひもじい思いさせんでもええってわけか」

マルチ「そういうことになるね」

太尊「ていうかピラフうまい!ピラフうまい!

マルチ「それからね、次は返品!他の会社ってさ、買っても返品ってできないじゃん」

太尊「え?クーリングオフとかあるけど…」

マルチ「あるけど…でけへんねん!他んとこは!でも○○○は1年間返品効くんだ」

太尊「1年も!」

マルチ「っていうかー、いらんかったら返してくださいみたいな」

太尊「ふーん」

マルチ「でさ、○○○には“100%返済保証”ってのがあるから、っていうのも製品にめちゃくちゃ自信があるからー、だからー、いらんかったらもう返してもらっても結構ですっていう。そんかわし、新品で返すのはやめてなっていう。それだけ」

太尊「ああなるほどね、ちゃんと使ってねってこと」

マルチ「ちゃんと一回は使ってー、ああ俺に合わへんなー、って思ったら返したらいいの。自信があるから。で、製品を届けてくれるの。他の会社は届けてくれない、買いに行かんとあかんやんか?○○○は違う。○○○は携帯でボタン押すだけ。で、届けてくれる」

太尊「ふーん、むっちゃ気楽やん」

マルチ「気楽やろ?」

太尊「ピラフうまいよ、一口食う?」

マルチ「いい」

太尊「あっそ、ほいでほいで?」

マルチ「で、環境問題!結構ほら洗剤とかってさ汚染とかあるじゃない」

太尊「あーそこは大事やねえ」

マルチ「でも○○○の製品はアメリカの環境省からの許可を得てるのよ」

太尊「お墨付きと」

マルチ「で、クオリティもなんと800人以上の研究者によって研究が進められてて。他の会社って研究者なんかおっても3.4人。こっち800人やで?」

太尊「最近じゃSTAP細胞とかあったもんね

マルチ「その程度のレベルやから。他のとこって。はい!どっちがいいですか?」←(ドヤ顔)

太尊「んーんー、そうなるんかな」

マルチ「あ!で、あとポイント!現金くれるから」

太尊「あ、現金でくれんの?」

マルチ「ポイントは現金でくれる」

太尊「今日びこの企業の中でしか使われへんウェブマネー?みたいなんあるやん」

マルチ「うん!じゃなくて毎月集めたポイントによって現金になるねん」

太尊「あー、100ポイント集めたらそれに応じて何円みたいなね」

マルチ「現金だよってこと」

太尊「0ポイントやったらそれは…」

マルチ「0円やな」

太尊「ここに書いてある“PV”ってなに?」

マルチ「PVがポイント!」

太尊「ふーん」

マルチ「で、お金をあげましょうって」

太尊「うんうん」

マルチ「で、現金もらえるやろ?他の会社ではもらえません。ほら、どっちがいいですか?」(←またドヤ顔)

太尊「ふーん」

マルチ「この会社の提案は今使ってる日用品を○○○で買いませんか?ってことで」

太尊「うまいなあピラフ。ほんまにいらん?」

マルチ「いや、おれはええよ」

太尊「ふーん」

マルチ「まあ、これだけのメリットがあるってことですよ」

太尊「でもなんか怖いなあ」

マルチ「なんで!?なにが!?なんで!?

太尊「いやーなんか」

マルチ「大丈夫大丈夫。だって俺だってさ、3ヶ月使ってみたけど、普通に日用品とかもめっちゃええしー」

太尊「あ!そーいえばこの○○○ってなんか聞いたことあるなあ思ってたけど結構前に君が使ってたハンドクリームだか化粧水だか」

マルチ「そうそう!あれあれ!」

太尊「あれかあ!あれめっちゃいい匂いしてたなあ」

マルチ「それやで!」

太尊「それでかあ!おれ何か○○○って聞き覚えあるなあ、どこで聞いたんかなあって思ってたんやけど、あそこのかあ」

マルチ「あれあれ!」

太尊「あれかあ!あれめっちゃいい匂いやったなあ」

マルチ「やろ?それがシャンプーとかも売ってるのよ」

太尊「ふーん」

マルチ「髪の毛サラサラなるし」

太尊「俺、髪もともと猫っ毛やけどな

マルチ「…髪の痛みとかにも効くし!」

太尊「ふーん」

マルチ「とか!あとはー、えーとなにがあるかな、鍋とかもここの使ってるんやけどさ、無水鍋って言って。水を使わなくてもめっちゃ美味しく作れんの」

太尊「なんで?すげーね」

マルチ「あとね、友達も増えるし。知り合いもめっちゃ増えるし」

太尊「あー増えた?」

マルチ「増えた。それに元気になるし」

太尊「あー 笑 うん、元気やねすごく

マルチ「みたいな。他のとこだったらさあ、金めっちゃ使わされたりとかさ」

太尊「あー、言ったらアレやけど中にはそういう所もあるやろうね」

マルチ「金使わされてー、なんか儲けにもなんないしー、髪もバッサバサのまんまで」

太尊「ふふふ」

マルチ「辞めたくても辞められないみたいな」

太尊「あーでもここはそういう保証がちゃんとしてあるからー」

マルチ「そうそう、年会費も返してもらえるしー。あ!それにその3600円も最初に払う必要すらないんだよ」

太尊「なんで?」

マルチ「なんか…わからんけど」

太尊「そこ忘れたん?

マルチ「うん、えーと製品買ったら一緒に請求が来るみたいな感じなんかな?」

太尊「なるほどね」

マルチ「だって俺、年会費払った覚えないもん!」

太尊「あーそうなん」

マルチ「うん」

太尊「えーと、ほんじゃあれかね。3600円分のポイントを貯めてから年会費とか発生するのかな」

マルチ「かもしんないね」

太尊「それまでは取りませんよーっていう優しさなのかね」

マルチ「まあ覚えてないけどさ。それにー、あと仕組みっていうのがあって、まずマーケティングプランっていうのがあって、まあ仕組みやな」

太尊「あー!ピラフ美味かった!

マルチ「最初に始めた人だけ儲かるってよくある話じゃん」

太尊「うん」

マルチ「で、俺がいます。これ…またホワイトボード使うね。これが俺とします」

太尊「うん」

マルチ「で、これが太尊とします。で、太尊が誰かに○○○の商品を伝えました。AさんBさんに伝えました」

太尊「うん」

マルチ「で、Aさんも商品を3万PV分使いました、これね。で、Bさんも3万PV分商品を使いました」

太尊「うわっ!これ不味い!なーピラフに付いてきたスープ超まずいよ飲んでみ

マルチ「味、薄いなあ」

太尊「ねー、薄いよね。すいませんお冷のおかわり。あとこれ下げてください」

店員「はーい」

太尊「いやーピラフ美味かったー!久しぶりにちゃんとしたもん食ったわ」

マルチ「マジで?」

太尊「ありがとうねごっそーさん、ゲプ

マルチ「いや…まあまあまあええけどさ。話戻すね。えーと3万点使いました」

太尊「(食べたら眠くなってきたなーこれいつまで続くんかなー)うんうん」

マルチ「これはこのグループの合計点数を合わせて計算すんのね」

太尊「(帰りたいなー)うん」

マルチ「グループが増えていったら、それもぜーんぶ自分のグループとしての点数になるわけ」

太尊「うんうん」

マルチ「3万点3万点3万点で9万点じゃない?このグループには9万点あるわけね」

太尊「うん。あー水がうまい!

マルチ「でそしたら9万PVの現換率は6%だから、えーと5400円。5400円の報酬が貰えるってわけ。本当はもっと多いけどさ」

太尊「はーはーはー」

マルチ「でさ、まず下の人から報酬はいただくわけ。この人、Aさんね、この人は製品は使ってても紹介はしてないよね。この人はだから3万PV。つまり900円しか貰えませんよって」

太尊「あーはいはい。グループ全体としては5400円やけど、Aさんは3万点しか無いからー」

マルチ「900円しか貰えませんよってこと」

太尊「なるほどね」

マルチ「伝えてないから。紹介してないから」

太尊「この人がもっと頑張って上の立場になればー…」

マルチ「そうそうそう」

太尊「5400円以上の報酬が貰えるのね。あくまで9万PVの中で紹介されただけの立場にあるAさんの報酬は900円程度ってことか。この人が頑張って人脈とか使って紹介していけばー…」

マルチ「もっと貰えますよって事。で、次にBさん。この人は3万PV分の他にふたりに紹介しましたと。じゃあ一番頑張ったのは誰ですか?この人ですよね」

太尊「そうなるね」

マルチ「ていうのがあるから。5400円引くの900×2のー、1800円分やからー5400円引くー3600円…あれ違う、引くー800円のー1800円のー3600円がこの人のー」

太尊「(もう意味がさっぱりやな)なるほどね!!」

マルチ「で、シーサー!さらにシーサー出してみましょう」

太尊「シーサー?」

マルチ「Cさん!」

太尊「ああCさん。おお…新しいやつがふえた…」

マルチ「この人はわたしに3万円分、この人も3万円分使いました。でもこの人は俺に、自分に紹介しただけで、それと自分が使っただけやんか?」

太尊「うん、あ、枝毛

マルチ「でもAさんがふたり紹介してるからってなって。Cさんのグループ。また計算するね」

太尊「はいはい」

マルチ「えーと、Cさんのグループがまずあるね、っていうのは、まあ3万点3万点3万点3万点で12万点あるよね」

太尊「うんうんうん」

マルチ「12万点。の6%やから12×6の7200円。Cさんのグループは7200円。全員で7200円ありますと。7200円もらいましたと。で!この人は商品使っただけ。この人は一人に紹介した。この人は2人に紹介した。で。7200円やから」

太尊「ゴッホゴホ!ウン!」

マルチ「7200円引くの1800円やからー、で計算されるこの人の報酬は。ってなると、えーとなんぼや5400円か。5400円になるからCさんは1800円しかもらえないの?分かる?」

太尊「(ぜんぜん分からんよ)すごくよく分かるよ

マルチ「先に初めて、この人がこの人に伝えたわけじゃんか」

太尊「あー、じゃあ早いうちに始めた方がいいってこと」

マルチ「いや違う!

太尊「んー?」

マルチ「最初に伝えた人がこの人に伝えたわけやんか。でも収入はまた別の問題で、変わってくるやんか。こいつの方が上やん。だから頑張った人に収入が多く行くってわけ」

太尊「(こいつ説明へたくそやなあ)なるほどわかりやすーい

マルチ「だから先に始めた人が収入を多く得るってわけでもないんだよ」

太尊「ふーん。いつ始めてもいいの?」

マルチ「え?」

太尊「いつ始めてもいいの?」

マルチ「うん、頑張ったら頑張っただけ」

太尊「なるほどね」

マルチ「あげましょう、というね」

太尊「なるほどね」

マルチ「だからAさんはひとりにしか伝えてない、でもBさんはふたりに伝えた。どっちが頑張ってる?」

太尊「Bさんだね」

マルチ「じゃBさんに多くお金がいくのが当然よね?」

太尊「うん」

マルチ「っていう感じ」

太尊「ふーん」

マルチ「で!グループが増えていって、これっ、ひとりで150万点集めましょうって話じゃなくて、みんなで150万点集めましょうって話やから」

太尊「(150万ってどこから出てきたんや)うんうんはいはいなるほどね」

マルチ「で、簡単やん?一人じゃないんだから。グループが、えーと、くそ!このホワイトボード消しにくいな」

太尊「あれ買ったら?子供用のガーってやったら字消えるおもちゃ。俺持ってたよ」

マルチ「で、まあ自分のグループ。自分のグループが自分のグループで、150万点集まりましたと、集まりましたと。んじゃ上のCさんは消えるねん。“独立する”っていうねんけど」

太尊「うん」

マルチ「Cさんの報酬ではなくなるんだけど。150万の×21でー、だいたい25万円くらいになるのね。で○×□(聞き取れない)ボーナスっていうのがあるから29万円くらい毎月貰えるのよ。普通さ、毎月29万円ももらえたら最高だよね」

太尊「(億とかの話ちゃうかったっけ?)さいこうだね」

マルチ「サラリーマン、今の20代30万以上の給料貰ってるのって10%以下って言われてるからね」

太尊「ふーん」

マルチ「頑張ったら頑張っただけ。優秀な人ならそこに行くまでに、1ヶ月とかで」

太尊「マジで?スゲー」

マルチ「伝えまくってるから」

太尊「マジかー」

マルチ「伝えるだけだもん」

太尊「でも俺友達おらんからなあ」

マルチ「そんなの関係無い!誰にでも勧めたらいいんだよ!そうだね、シャンプー使ってそうな人?」

太尊「はっはっはっ!ホームレス以外ならだれに勧めてもいいってわけね」

マルチ「そうそう!シャンプー使ってそうな人とか、歯ブラシ使ってそうな人ととか誰にでも―・・・」

太尊「なんで俺なん?

マルチ「えっ?」

太尊「なんで俺にしたの」

マルチ「なんでって、太尊の方が話しやすいじゃん」

太尊「別にそこで新聞読んでるおじさんでもいいでしょ。ここの店員さんでもいいじゃん。シャンプー使ってそうやで。誰にでも勧められるんなら、なんでわざわざ俺にしたん」

マルチ「だって…そりゃ太尊の方が先に伝わるじゃん」

太尊「ふーーーーーーーーん」

マルチ「だから実際、店員さんと仲良くなって伝えるのもアリだよね」

太尊「仲良くならんとあかんの?」

マルチ「仲良くならんでもいいけどな」

太尊「はあ?どっちやねん

マルチ「いや、やっぱり仲良くなった方が伝えやすいじゃん」

太尊「まあなー」

マルチ「とかー話しかけてー。だからこれで伝えてって、29万。毎月貰えるねん」

太尊「ふーん」

マルチ「頑張って伝えたらさあ。それに!それにこの会社CMとかもせぇへんからー

太尊「ふんふん」

マルチ「口コミだけで商品を広げていこうって会社やから」

太尊「ふんふん」

マルチ「やからその、他の会社ってCMするやん?」

太尊「うんうん」

マルチ「その浮いたCM代を―…」

太尊「取っ手のとれる~♪」

太尊&マルチ「ティファール♪」

太尊「はい」

マルチ「とかさ、CM代が浮くでしょ。その浮いたCM代を俺たちに返してあげようって、ここはそういう会社やねん

太尊「なるほろねーふーん」

マルチ「で、29万円稼げるようになりました。そしたらSPっていうのにランクアップするねん。シルバープロダクター?シルバープロデューサー?そんな感じ」

太尊「ほお」

マルチ「それでどんどん地位も上がっていくし」

太尊「時にお前さんはここの会社のことをそもそも誰に教えてもらったんだい?

マルチ「これは俺、ガソリンスタンドの先輩

太尊「ふーん」

マルチ「その人がもう収入が月に50万円くらい。でもさっき言ったようにこれはもう権利収入だから、バイトもやらなくていいようになるしー」

太尊「ああ、じゃあ辞めたんやそのバイト先の先輩は?」

マルチ「いや、やってる。44歳やねんけど」

太尊「は?なんで?」

マルチ「ガソリンスタンドって結構、重労働だからフィットネスにもなるし、金もらえるし、だからやってる」

太尊「はぁ、いや、でも」

マルチ「だからもう遊びでバイトしてるみたいなもんで、本業とは別で」

太尊「いやそうじゃなくて。そんな毎月すでに50万円も貰えてるんやったらさ、その金でジムに通えばいいじゃん。フィットネスとか言わんと」

マルチ「いや、ジムやったらさ、自分の気持ちで行かなきゃいけないやん」

太尊「バイトもそうやろう。正社員じゃないねんから行きたくなかったら行かんかったらええやん」

マルチ「いや、違う違う違う違う。だからー、仕事として決められていたら絶対行かなあかんなってなるやん」

太尊「意志、弱っ!そんだけ稼いででバイトやめへんねや」

マルチ「いや意志は強い人なんだよ。それであっ!フィットネスやったら金払わんとあかんやん」

太尊「いやだから毎月50万円も稼いでる凄い人なんやろ。ジムなんか月1万円やそこらやん。そんだけ稼いでるのにそこケチって、バイトの労働をジム代わりって言い張ってるのはみっともないと思わへん?

マルチ「いや違う」

太尊「まーそれはもうええわ。ほんで?」

マルチ「ほんで、なれるから、独立できるから、消えるやん?Cさんが150万点あるから、この人がSPになれたのはこの○○○っていう会社があったからで、だからこのひとが」

太尊「ひとり紹介したらなんぼになんの?」

マルチ「ん?」

太尊「ひとり集めたらなんぼになんの」

マルチ「いや、ひとり集めたらっていうかその人の使った分がPVになるから」

太尊「ほんじゃ、今日おれがここでその商売おれも始めますわーって言ったら、君にはなんぼ行くんや?」

マルチ「や、太尊が○○○の商品をなにも買わなかったら俺には1円もいかんよ」

太尊「ふーん。じゃあ紹介した奴がハマって○○○の商品いっぱい買ってってしたら」

マルチ「そうそう」

太尊「PVも増えると。貰えるパーセンテージも増えると」

マルチ「そうそう、9万円使ったら9万円分が俺の方にも加算されるし」

太尊「9万円分も使うか?シャンプーとか」

マルチ「使いたいもん使ったらいいんだよ」

太尊「そもそもなにがあるの?さっきのカタログみたいなん見せて

マルチ「カタログね。これ表紙がジェニファーロペスなんだよ、知らんやろうな。W杯観た?」

太尊「観てない。基本アレか。日用品か。喋ってどーぞ」

マルチ「どこまで言ったっけ。それを150万点も集めたら…」

太尊「へーDVDとかも貰えるの」

マルチ「DVDとかも貰える!150万点集めたら―」

太尊「値段高っ」

マルチ「値段高いなー思うやろ?それ薄めて使うねん。原液を薄めて使うから。一本買ったら半年は保つよ」

太尊「じゃあぜんぜん買えへんやん」

マルチ「買えへんよ。だから伝えていくだけでいいんやんか。それに品質もいいから。逆に節約にもなるっていう。洗剤も俺一本買っただけでずっと保ってるし」

太尊「新しい口紅ほしいねんなー」

マルチ「口紅ほしいの?」

太尊「うん」

マルチ「まあいいんちゃう?んで、ノルマも無いから」

太尊「うん」

マルチ「欲しいもん買ったらいいんだよ、欲しいもん買えばいい」

太尊「この商売を始めたら俺たちは幸せになれると?

マルチ「幸せになれる。頑張ればね」

太尊「俺の幸せってなんやと思う?

マルチ「太尊の幸せ?それは分からへん」

太尊「当ててよ」

マルチ「難しいな。幸せっていろいろあるから」

太尊「うん。あなたはこの商売で金稼いでいくのが幸せやと思ってるんでしょ

マルチ「金を稼ぐっていうか」

太尊「金を稼げれば色んなことができるもんな」

マルチ「まあそれもあるし」

太尊「好きな本も買えるし、好きな処にも行けるし、好きな服も着れるし、恋人にプレゼントだって買ってやれるし、それをしようと思ったら必要なもんは何かって金やわな」

マルチ「金やな、いや俺は金だけがすべてじゃないと思うけど」

太尊「じゃないよな!そこは君、分かってると思うねん優しい奴やから。なあ、そこ踏まえて俺の幸せっていったい何やと思う?」

マルチ「なんやろう?」

太尊「質問変えるね。君の幸せってなんや?

マルチ「君の幸せ?おれ?」

太尊「お前はなにしてる時が一番幸せやねん

マルチ「そうやなあ、みんなでワイワイしてる時が一番幸せやなあ」

太尊「じゃあそれだけやってたらいいやん」

マルチ「それがこれで出来るねん!○○○やったら」

太尊「なんで?」

マルチ「だから、伝えていくやん?増えていくやん?」

太尊「その伝えていった人全員と仲良くなれるの?顔も知らんのに?

マルチ「全員ってわけじゃないけど」

太尊「それで仲良くなった人を俺に紹介してよ」

マルチ「ああいいよ、紹介してあげるよ」

太尊「っていうか怪しいわ

マルチ「え、どっか怪しいとこあった?

太尊「ねずみ講やん、これ

マルチ「ねずみ講ちゃうよ

太尊「なんで?典型的すぎるやろ」

マルチ「ねずみ講っていうのは紹介して…、じゃまずねずみ講ってのを説明してあげるよ」

太尊「いや、いらんいらんいらん」

マルチ「なんで?」

太尊「ねずみ講やん!完っ全に!なあ!賀上くん

マルチ「違う違う。じゃあ言うで?ねずみ講ってのは上の人だけが儲かる仕組みになってんの」

太尊「うん」

マルチ「だから紹介して…」

太尊「ここも紹介してるやん。今俺君に○○○紹介されてんねんけど

マルチ「ローソンで例えるわ、だから」

太尊「あんたがじゃあこれで商売してさ、金稼いだらその金を俺にちょうだいよ

マルチ「それはできへんよ!ちょうだいはおかしいよ」

太尊「それができたら俺も信頼できるわ」

マルチ「その稼いだ金が6万としたらそれをポーンってよこせってこと?」

太尊「そんなにはいらんわ。半分でいいよ。それをーせやなー、3ヶ月も続けられたら、考えてみようかな」

マルチ「まあ俺も頑張ってないからな、まだ。収入ないからさ、まだ」

太尊「がんばりなよ」

マルチ「今、頑張ってるよ。だからこれが仕事なんだよ。“伝える”っていう」

太尊「うん」

マルチ「だから、金ちょーだいってのは…」

太尊「んじゃ俺んとこ来るより他のとこ行った方がいいんじゃない?

マルチ「うーん」

太尊「5万円でも10万円でも100万円でもええわ。結果出してからおいでよ」

マルチ「いやだからそれは」

太尊「今結果出せてないんでしょ!?

マルチ「出してないけど」

太尊「出せてないんだよね?結果出せてないんやったら俺に言うてこられてもそんなん信用できるわけないやん」

マルチ「あっ、じゃあ結果出してる人から話聞いた方がいいんじゃないかなあ」

太尊「それは絶対に嫌やって俺さっき言うたやん!知らん人とよー喋らんって」

マルチ「やんなあ、いや俺も色々言われてるからさあ」

太尊「まずあなたが結果を出して」

マルチ「だからそういう方法を提案してるわけやん」

太尊「こんな穴ぼこだらけで提案?悪いけど今聞いた限りじゃ怪しいと思うし、俺そんなんで金稼ぎたくないしね?月10万円以下の収入でも楽しくやってるし俺」

マルチ「俺だって楽しくやってるよ」

太尊「あんたはだからそれでええやん。幸せは人それぞれやってさっきいうてたやん

マルチ「うん」

太尊「俺は君が言うそれを幸せとは感じひんから。半額になったさー、閉店間際のスーパーでお惣菜買ってさ、安っい発泡酒飲みながらな、撮りためたバラエティ番組とか観るのでも超楽しいよ。 『マツコ&有吉の怒り新党』!観てる?

マルチ「み、み、み」

太尊「そんなんでも結構幸せやったりするねん、俺はな。僕、音楽やってるの知ってるでしょ?曲でけへーん、人気も出ぇへーん、ってあーだこーだうじうじ考えるのもこれはこれで結構楽しいのよ。それこそ曲なんか出来てみ?良いライブできたなーって時はもうほんまにしあわせやで自分」

マルチ「やーそれは」

太尊「俺はそれでええねん。億万長者になって、その後どうなんの?」

マルチ「億万長者になってー、できた仲間とワイワイ楽しく…」

太尊「もうできてるもん、俺。昨日も和田君とウェルシー来てくれて酒呑んだよ」

マルチ「いや、悠々自適にさ」

太尊「もう悠々自適やって、俺!」

マルチ「いや、悠々自適やけど、それは幸せを選ぶ視野が狭いじゃん」

太尊「なんで!?」

マルチ「いや、その視野を広げる努力をしてみませんかって事やん」

太尊「いや~~おれはそれ幸せやと思わへんわ。っていうか幸せを視野云々で言うてる時点でもう幸せからかけ離れてると思うなぁ」

マルチ「じゃーさ、色んなことやってる人がいるんだよね」

太尊「うーん、Kくん目ぇ覚ました方がいいよ

マルチ「いや目は覚めてるよ」

太尊「これ完全にねずみ講やって」

マルチ「いや違う。ねずみ講がそもそも何かっていうのをまず太尊に分かってもらいたい」

太尊「いやいやいや 笑 そんな奴ちゃうかったやん!!

マルチ「いやーいやいやー」

太尊「辞めた方がいいと思うな」

マルチ「だからー、ねずみ講っていうのをまず分かってほしい」

太尊「……」

マルチ「……」

太尊「……」

マルチ「ねずみ講っていうのは、ローソン出しませんかって言って、ローソンの商品売らなくていいから、そのフランチャイズを増やしていけって話」

太尊「さっきからその例えみたいなん全部意味分からへんねんけど」

マルチ「ここは違うやん。ここは製品を売っていって、製品の良さを伝えるって事やねんから」

太尊「ふんふん」

マルチ「だからぜんぜんちゃうやん!上の人しか儲からへんねんからねずみ講は

太尊「うん」

マルチ「でもここはそうじゃないし」

太尊「うん」

マルチ「だから別になんにも怪しいことないし」

太尊「うん」

マルチ「仲間も増えていくし」

太尊「うん」

マルチ「俺、今めっちゃ友達増えてるもん」

太尊「うん」

マルチ「実際ね」

太尊「うん」

マルチ「だからねずみ講じゃないし、楽しくやっていこうっていう」

太尊「うん」

マルチ「っていう話やんか」

太尊「ごめん全然聞いてなかった、今携帯で調べてたら○○○ってCMやってるらしいで。あと悪い噂もいっぱい書かれてるよ」

マルチ ←(スプーンを落とす)

太尊「ほら」

マルチ「まあCMやってたこともあるけどな。やめた」

太尊「マルチ商法って書いてあるけど」

マルチ「ネットなんてどこの企業もそういう風に書いてあるからね。でも実際やってみて全然ちゃうかったしね」

太尊「ちゃうかったしねって全然儲け出てへんやん

マルチ「ん?」

太尊「まだ儲け出てへんやん」

マルチ「まあ儲けは出てへんな」

太尊「儲けが出てへんのになんでそう言い切れるの?

マルチ「え?製品いいしー、楽しいしー、仲間も増えたし」

太尊「あっそ。悪いけど俺はやめとくわ」

マルチ「………」

太尊「やめとくね」

マルチ「……んっわかった」

太尊「おつかれ。俺、この後彼女と会ってセックスするからもう帰るわ」

マルチ「え?」

太尊「セックスするから帰る

マルチ「ああ、おう、了解」

太尊「すいませーん。ごちそーさまー、お金この人が全部払うから

店員「ありがとうございますー!」

おわり。


あとがき

連絡があった日の前日、
ネットで出来るだけ情報を集めて
とにかく刺激しない、
論破しようと思わない
と決めていたのに、
前半は良い感じによいしょできたものの
後半に差しかかるにつれて
ヒートアップしてしまった。
でも幸せの視野が狭いって
言われたのは悲しかった。
彼のキラキラした目が
異様に怖かったなあ。
また長いブログを書いてしまって
申し訳ないです。
まあ良い経験になったのかな~
なんて思うことします。
いけすかない奴だったけど、
やっぱりショックでした。
彼の今後は知るよしもないですが
願わくば、以前の
“ただの嫌な奴”だった頃の
K君に戻ってほしいです。

会話は実際に録音したものを
少しずつ書き起こしましたが
完全に会話文をそのまま
写すと途方も
無くなりそうだったので
多少の変化はつけてあります。
でも概ねこの通りです。

またね、ともだちをだいじにね。
だいたいそんなかんじ。
たいそんでした。
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  1. 2014/06/17(火) 08:00:33|
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超元気いえーい

 6月7日。雨。
朝食はとらず 缶ビールのプルタブを起こし
喉を折檻、酩酊には程遠く
時間差でやってきた罪悪感を肴に
そそくさと胃袋に流し込んだ

元気っちゅうのは
いったいどういう状態のことをさすのか
身体のどこも痛くなければ
その人は 元気だといえるのか
だとすれば ぼくは否応なく
元気だと いうことになるし
果たしてこれが元気だとするなら
それはなんて残酷なんだいマイボーイ。

地球上を雲で
覆い尽くそうとでもしているのか
今日の空はすこぶる機嫌が悪く
ぼくの顔色とまるでおんなじじゃないかと
ナンセンス極まりない感情を抱いた
こいつも肯定するべきか?
こいつは捨てちまったほうがいいか?
かといって、晴天なら晴天で
独特の後ろめたさにやられっちまうのにな

2日ぶりにお風呂に入った
正確には15日ぶりに“お湯”に浸かった
身体の汚れは洗えば落ちるけれど
心の汚れは頑固に張り付いているらしく
洗えども洗えども
綺麗になった気がしなかった

似合わない髭を蓄えてまた周りから
ひんしゅくを買おうとしている
この毛がいったいぼくの何になるってのか
観たかったテレビ番組は録画し損なうし
この声がいったいきみの何になるってのか

意味なんかあるほうが
めずらしーってなもんでな

川の流れだったり歌のにおいだったり
人との別れだったり恋のはじまりだったり
詩人は物事に意味を与えようとしすぎる
もらってるのはいつだってぼくらの方だぞ

君の歌暗いね、って言葉をもらうたびに
抱えていた違和感の正体にやっと気付いた
ぼくの見立てが正しければ
そのうち自然に歌ができるはずだ

作ろうとして歌を作ったことって
ほとんどない
できるときは歌詞もメロディーも
一気にぜんぶできる
そこに苦悩も調整もあってたまるか
生まれた時からそこにあったそれを
ただ形にしているだけなんだから

往来は働くひとたちの
後ろ姿でいっぱいだった。
雨戸に縛られて身動きの取れない
煙草の煙が自由になろうと
もがいてばかり 今 空を飛んでも
曇天と混ざってしまうだけだのに
どこにもいかず、この肺の中で
ぼくと暮らしてくれたらいいのにな

なんて思ったけど、べらぼうめ
そんなの煙たくてしょうがねぇや
一度入れちまったら、あとは用なしだ
出てけ出てけ馬鹿野郎
いっぺん体内に居たからってな
分身面してんじゃないよ
きみはきみの行きたいとこに
行きたいときに行きたいように
歩を進めるだけなんだぞ

お母さんに会いたいなんつったら
気持ち悪いってきみは言うかしら
うっせー会いたくてしょうがねーよ
お母さん元気かな 身体は大丈夫かな
また倒れたりしてないかな
って 思うんだよ思うんだからしょうがない

なんぼ元気なくてもよ
こっちにはまだうたがあるってんだから
そこに幸福や苦悩を見いだせるわれわれは
たしかに人よりちょっとだけ
あくまでちょっとだけ
幸せなのかもわからないな

悲しい顔ができるのは
どこかで満たされてるからだったりして
明るい顔ができるのは
なにかを満たしたいからだったりして

知るかよそんなこと
そのときそのとき、表情なんてさ
何ぼでも変わるじゃんね
渋柿 のど奥にぶち込まれたような顔の君が
好きだったんだぜ わからんけど

昨日も阪神タイガースは負けた
そりゃあ 情けない負け方だった
せっかく勝てた試合だったのに
逆転されて 負けてしまった

情けない人をみるのが好きってったら
悪趣味だって 思うかい、思うよな
自分でもそう思う
安心がしたいんじゃない
自分を振り返りたいんでもない
そのうなだれた背中の向こうに
あのころのぼくがいる気がする
気だよ、そんな気がするってだけ
うそ ごめんこれはちょっと気取って書いた

性格が悪いから警察24時とかの
万引きで捕まったババアの
みっともない言い訳を聞くのが
これでけっこう好きなんだ

実際にはぼくとなんの関係もないけど
この人の運命を自分が握っていると
錯覚できるから、ではないだろーか
(だろーか、だってさ)

生殺与奪はいつの時代でも人間の快楽だ
これを好きなようにできる
生かすも殺すもぼく次第

きみは子どものころ
アリを虐殺しまくったことはないか
ぼくはした。何百匹もころした。
何百匹も殺すカタストロフィーの中
時々、気のまぐれで
殺さないで逃がしてあげた
そこに優しさはなかった

殺せる、ということは
生かせるということで
生かせる、ということは
殺せるということに過ぎなかった

ぼくはあのアリを殺すより
もっと非道いやり方で生かしたのだ。

知らないうちに知らないままに
罪を重ねていくっていうんなら
もうぼくが死んだら行き先は地獄でいい
炎に灼かれ身体を切り刻まれ
串刺しにされても、もういい
恥の多い人生だったなんて
それこそ気取りすぎじゃないか
願わくば地獄にもギターがあれば
そこはそれ
楽しくやっていけるんじゃないか

それにたぶん天国 ロックンロール無いぜ
煙草もないぜ コンドームも無いぜ
酒も無いぜ 生肉も無いぜ
愛は知らん 情も知らん
それはあるかも知らん
そんなこといったらだっておまえ
この世界のどこにそんなもん
あるんだって話じゃねーか
目に見えないものほど大事ってのはさ
理屈はわかるんだけど
やっぱりときどきさみしいぜ

あの歌いいな、あのバンド格好いいな
って思ったりするし、考えるけど
ずっと歌えるのは自分の歌だけだよ
そりゃそうだろ
やっぱり自分の歌だけだよな
みんな自分が作った歌、好きだろう
ぼくもぼくが作った歌、だいすきだ
歌いやすいし

またね からだをだいじにね。
それだけはいつも本当に思ってるよ。




  1. 2014/06/07(土) 11:32:17|
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